現役小学校教師が語る幸せな子育て法!小学生の勉強法伝授!

食事の時間にテレビを見ない!家族の会話を大切にしよう!

 

子どもの成長段階によって、
家族の会話が少なくなるというのは、
よくある状態です。

 

 

子どもが一人で部屋にいる状態や、
テレビやゲームをやっていて、
会話する機会が減るというのも分かります。

 

ただ、会話が減ってしまったとしても、
家族で一緒に食事をする時だけは、
少し話をする状態をつくりましょう。

 

 

食事中にテレビをつけて、
家族全員テレビを見ながら食事をしている。
そんな家族も多いと思います。

 

 

小学生のころから食事中に会話をするクセがあれば、
何かあった時も、表情や声の感じで、
親が気づいてあげることができます。

 

 

また、家族の会話の中でこそ、
語彙を増やしたり、会話のテクニックを上げたり、
多くのことを学ぶことができるのです。

 

 

今回は家族の会話の大切さと、
テレビを見ないようにする方法を書いていきます。

 

 

家族の会話の中で学ぶメリット

 

 

担任をしている子どもの中で、
勉強ができる子、算数や漢字が得意で、
テストの点数も良い子がいます。
学校で習ったものをしっかり吸収している子です。

 

 

一方で、学校で習うこと以外のこと、
例えば、難しい言葉を使っていたり、
大人の考え方を理解することができる、
そういった子どもがいます。

 

 

前者の場合、個人の能力や塾などの力で、
しっかりと伸ばすことができます。

 

 

しかし、後者の場合は、生きた知識として、
家族の会話の中で吸収していることが多いです。

 

 

私の経験上、
知識を紙面上だけでとらえてしまう子どもより、
活きた知識としてとらえている子どもの方が、
後々学力が大きく伸びる可能性が高いです。

 

 

子どものしゃべり方やクセというのは、
親の姿を見て似てくると言われています。
会話する時の声の大きさであったり、
間のとり方、抑揚のつけ方。

 

 

親子の会話の中で、
そういった会話の方法を学ぶことができるでしょう。

 

 

>>親の口ぐせを振り返るに進む

 

 

会話する中で知らない言葉の使い方を知り、
実際にそれを使って喋ってみる。
普段の生活の中で不思議に思ったことを、
会話の中で解明していく。

 

 

親子の会話の中で身に付けていく知識は、
まさに活きた知識です。

 

 

何でもない親子の会話が多くあるだけで、
知らず知らずのうちに子どもたちは学習をします。
しかもそれは、学校で学ぶこと以上に、
大切なことなのかもしれません。

 

 

別のページに書かせてもらいましたが、
親から話を聞いてもらっていない子どもは、
人の話を聞くのが苦手なことが多いです。

 

>>子どもを聞き上手にするに進む

 

 

ぜひ会話の中で子どもを伸ばしてあげましょう。

 

 

家庭の中の脱!テレビ改革!

 

 

恥ずかしながら我が家というか、
私自身がかなりのテレビっ子でした(笑)

 

 

夕飯の支度をしながら録り溜めたドラマや、
バラエティー番組を見て、夕飯の時も、
そのままテレビを流しっぱなしの状態にしていました。

 

 

今思うとテレビを見ないと気がすまない、
テレビ中毒状態だったと思います。

 

 

そんなある日、長男が投げたおもちゃで、
テレビの液晶が割れてしまいました。
仕事が忙しかったのもありますが、
テレビが一週間使えない状態になりました。

 

 

いつもの習慣である、テレビを見る時間が無くなり、
最初は、「夕飯の息抜きの時間が無くなったなあ」と、
暗い気持ちになりました。

 

 

無くなってしまうと食事の時間は暇なので、
子どもに話しかけるようになりました。
子どもも話すことくらいしか無いので、
私と夕飯の時間ずっと喋っていました。

 

 

新しいテレビが我が家にくる前日、
「テレビが無くてもママとお話できて楽しいね」
子どもがそんな風に言いました。

 

 

私はその時、今まで食事中に
子どもと全く話していないことに気が付き、
新しくきたテレビは、別の部屋に置くことにしました。

 

 

私の話の中で、テレビを夕飯の時に見る習慣を、
完全に断ち切る方法がありました。それは、

 

 

夕食を食べる場所にテレビを置かない
ということです。

 

 

部屋の間取りやつくりによっては、
そういったことが困難な場合もあるでしょう。
しかし、テレビがそこにある以上、
見ないようにするのは難しいです。

 

 

私の主人も禁煙を始めた時に、
目の前で吸っている人がいる飲み会の場所が、
一番苦しいと言っていました。

 

 

何でも習慣やクセになっているものを断つには、
近くにその習慣になるものを置かないのが、
一番だと言われています。

 

 

大切な家族との会話を増やすために、
ぜひテレビを食事場所から移動させてみませんか?

 

 

最後に

 

 

家族とたくさん話をしてきた子どもは、
ほぼ例外なく上手に話ができます。

 

 

子どもの話をするテクニックは、
身近な大人(親)との中でこそ、
上達すると言っても過言ではありません。

 

 

話を論理立てて、順序良く話をする。
相手の話をさえぎらずに最後まで聞く。
正しい言葉づかい(敬語など)を使う。

 

 

これは子ども同士で話をしていても、
身につくものではありません。

 

 

子どもの勉強や習い事を見るのも大切です。
ただ、子どもが対等に話せる大人は親しかいません。
ぜひ家族の会話の中で、
子どもの話す能力を伸ばしてあげてください。

 

 

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